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北川淳一郎 / ヤフーにて広告配信や拠点情報の機械学習化をリード。データサイエンティスト協会スキル定義委員も務めるデータサイエンスのプロ

画像出典:専門学校 東京テクニカルカレッジ

この記事では北川 淳一郎(きたがわ じゅんいちろう)に関する情報をまとめています。

北川淳一郎の概要

経歴概要

北川 淳一郎は、ヤフー株式会社のPO(プロジェクト/プロダクトオーナー)として、ローカル検索の精度向上案件を担当している。データサイエンスのプロフェッショナル。一般社団法人データサイエンティスト協会スキル定義委員、河原電子ビジネス専門学校専門学校東京テクニカルカレッジのデータサイエンティスト学科のカリキュラム検討委員も務める。

立命館大学を卒業後、株式会社ミクロスソフトウェアに2005年4月より6年間在籍。円・株価情報作画装置の開発やデータストリーム処理基盤のプロトタイプ研究開発に携わる。また、プロジェクトリーダとして20名程度のメンバーを率い、携帯電話向け画像お預かりサービスの上流工程設計に従事する。

2011年9月よりヤフー株式会社。インターネット広告配信システムの開発を経て、検索開発部の部長として15名ほどのメンバーを率い、商品検索システムへの機械学習ベース検索を導入、ヤフオク!の検索精度向上を実現する。その後、動画広告商品の新規開発プロジェクトマネージャー・企画部部長・サービスマネージャーを歴任。配信アルゴリズムの機械学習化・複数の広告プロダクトの統一化によるディスプレイ広告の配信精度向上に取り組む。

強み・支援領域

強み

データサイエンティストに必要とされる、データサイエンス力・データエンジニア力・ビジネス力の全てにおいて、経験及びスキルを網羅的に備えている点が最大の強みである。プロジェクトマネージャープロダクトオーナーなどのマネジメント経験も豊富で、技術面、管理面共に偏りがなく、総合的な力を必要とする役割において最も力を発揮するリーダー人材。

支援領域

  • エンジニアリング
  • データサイエンス
  • デジタルマーケティング

現在の勤務先と役職

ヤフー株式会社 サービスマネージャー

2011年9月〜現在

ヤフー株式会社は、ソフトバンクグループを親会社とするポータルサイトYahoo! JAPANを運営し、イーコマース事業、会員サービス事業、広告事業などを展開する会社。東京都港区赤坂に本社を置く。

2011年9月~2014年8月、リーダーとしてインターネット広告配信システム開発に取り組む。頻繁に改善のために改修が入るコンポーネントであったにも関わらず、突貫で作成されたためか改造が困難な設計となっていた。そこで北川は今後起こりうる変更を想定しつつ、全面的に設計の見直しを実施、結果、今日に至る基本アーキテクチャを構築するに至る。

2014年9月~2016年8月、検索開発部の部長として最大15名ほどのメンバー(4チーム)を管理し、ヤフオク!の検索精度向上に取り組む。従来の検索はルールベースであったが、機械学習ベースに変更することにより継続的な精度向上が可能となる。加えて、サービス全体に散在するデータ分析作業の集約や、システム障害に対する振り返りの推進など部門組織形成に尽力した。

2016年9月~2019年8月、動画広告商品の新規開発プロジェクトのプロジェクトマネージャとして、商品設計に携わる。後に企画部の部長として10名程度のメンバー(2チーム)を管理しながらサービスマネージャを兼務。配信アルゴリズムの機械学習化と、複数の広告プロダクトの統一化によるディスプレイ広告の配信精度向上に取り組む。サービスマネージャとして、配信アルゴリズムの機械学習化の復活と、複数の広告プロダクトの統一化を実現する。また他広告プロダクトにおいては、インバナーサーベイ機能の開発において中心的役割を担う。特にヤフーが持つ広告プロダクトの各種案件の中で、技術的な難易度が高いものは北川が担当し管理・推進を行った。

2019年9月からは、PO(プロジェクト/プロダクトオーナー)という立ち位置で、ローカル検索の精度向上に取り組む。全体的なプロジェクトの管理及び人手不足を補う為、自ら分析やシステム開発作業を行う。ローカル検索システムは規模が大きく、検索、拠点生成、拠点管理部分に分かれる。北川は、初期導入時における検索モデルの開発、拠点生成においてはルールベースのマージアルゴリズムを機械学習ベースとし、マージ精度の継続的改善を可能にするなど多くの実績を残す。

その他の活動

2018年頃から一般社団法人データサイエンティスト協会スキル定義委員の一員として、データサイエンティストのスキル定義リストの更新を行う。2021年より同協会の学生部に入会、日本におけるデータサイエンス教育の浸透に尽力している。

また、河原電子ビジネス専門学校専門学校東京テクニカルカレッジのデータサイエンティスト学科のカリキュラム検討委員として従事。データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)公式リファレンスブックの執筆にも携わる。

過去の職歴

株式会社ミクロスソフトウェア プロジェクトリーダー

2005年4月~2011年8月

株式会社ミクロスソフトウェアは、デジタル地図・車載機器、モバイル関連、情報インフラシステム、リアルタイム制御システム(アプリケーション、デバイスドライバなど)など通信・ネットワーク専門のソフトウェア開発を手掛ける会社。神奈川県川崎市本社を置く。

プロジェクトリーダーとして、20名程度のメンバーを率い携帯電話向け画像お預かりサービスの上流設計開発に従事する。また、分散処理技術を利用したデータストリーム処理基盤のプロトタイプ研究開発においては、プロトタイプの実証結果が新聞にて掲載される。

著書

データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)公式リファレンスブック

出版社:技術評論社(2021/9/4)

「データサイエンティスト検定 リテラシーレベル」の公式リファレンスブックが登場。試験で問われる計147個のスキル項目について,要点と学習のポイントを基本から一つひとつ解説。第一線で活躍する執筆陣が具体的なシーンにまで踏み込んで説明しているため,データサイエンティストとしての確かな力が身につきます。さらに巻末の模擬問題では,実際の試験のイメージをつかむことができます。「データサイエンティスト検定 リテラシーレベル」(略称:DS検定)は,一般社団法人データサイエンティスト協会によって,2021年9月に第1回が開催される検定試験です。「リテラシーレベル」では,協会が定めたスキルレベルのうち最も基礎的な内容(見習いレベル)を問われるため,すでにデータサイエンティストとして活躍している方はもちろんのこと,データサイエンスに興味を持つ学生,ビジネスパーソンの方も挑戦することができます。
データサイエンティスト協会HP:https://www.datascientist.or.jp/
検定概要:https://www.datascientist.or.jp/dskentei/

 

北川 淳一郎に関するニュース、インタビュー

活躍する企業人に聞く!データサイエンスで必要なスキル

  • 画像出典:専門学校 東京テクニカルカレッジ

    データサイエンティスト協会ではデータサイエンティストのスキルを、データサイエンス力・データエンジニア力・ビジネス力の3つの柱で定義しています。データサイエンティスト協会で出しているスキル定義リストを見ていただくと分かると思いますが、各分野で求められるスキルは多岐に渡っており、現実的に1人で全てのスキルを有するのは困難です。それゆえに、実際のビジネスの現場ではチームで動くことが多くなります。

     このような背景から、基本的なデータサイエンティストとしてのスキルを有している事をベースとして、コミュニケーションスキルがとても重要になってくると思います。また、AI分野は日進月歩であるため、奢ることなく学びの姿勢を持ち続けられる人だと一緒に仕事しやすいです。

     

    (2021年8月30日 専門学校 東京テクニカルカレッジ 

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